2026年8月4日火曜日
公園の砂場で遊んでいる猫
休日の午後、近所の公園をぶらぶらと歩いていると、砂場のあたりでガサガサと小さな音が聞こえてきました。目を向けると、一匹の猫が砂場の縁に座り込み、前足でちょいちょいと砂を掘っては、また埋め戻すという不思議な動作を繰り返しています。
子どもたちが遊んだ後の砂場は、山や穴があちこちに残っていて、猫にとっては格好の遊び場になっているようでした。誰に教わったわけでもないのに、猫は砂の感触を確かめるように、時にはゆっくりと、時には勢いよく前足を動かしていました。
しばらく眺めていると、猫はふと顔を上げてこちらを一瞥し、また何事もなかったかのように砂遊びを再開しました。人の目を気にする様子もなく、ただ自分の世界に没頭しているその姿には、どこか達観したような余裕すら感じられます。
砂場の隅には小さなブランコと滑り台があり、その影が長く伸びる時間帯でした。夕方に差しかかる柔らかな光の中で、猫の毛並みがオレンジ色にほんのりと染まって見えたのが印象的でした。何気ない日常の一コマですが、こうした瞬間を切り取ると、不思議と心が和らぐものです。
猫が砂場を好む理由は諸説あるようですが、砂の柔らかさや適度な温もりが、爪とぎや体温調節にちょうどいいのかもしれません。野良猫にとっては、トイレ代わりに使われることもあるようですが、この日見かけた猫はただ純粋に「遊んで」いるように見えました。前足で砂を掘る仕草は、まるで宝物を探しているかのようで、しばらく見ていても飽きませんでした。
公園という開かれた場所だからこそ出会えた、こんな些細な光景。特別なことは何も起きていないのに、なぜか写真におさめたくなる、そんな時間でした。日々忙しく過ごしていると見落としてしまいがちですが、足を止めてみれば、身近な場所にもこうした癒しの瞬間はたくさん転がっているのかもしれません。
今度公園に立ち寄った際は、砂場のあたりにも少し目を向けてみてください。もしかしたら、あなたも思いがけない「猫の休日」に出会えるかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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