男の子は夢を見た。
それはいつもの夜、
気がつけば知らない場所に立っている、
そんな始まりだった。
空はやけに広くて、
どこまでも青くて、
少しだけ現実よりもきれいだった。
男の子はきがつきました。
「あー、これは夢だ」と。
不思議と怖さはなくて、
むしろ少しわくわくしていた。
せっかく夢なら、
なにかできないだろうかと考える。
そしてふと思った。
「空、飛べたらいいな」
男の子は、軽くジャンプしてみた。
すると、体がふわりと浮いた。
「あれ?」
もう一度、少し強く地面を蹴る。
今度は、もっと高く。
気がつけば、
足は地面から離れ、
そのまま落ちてこなかった。
男の子は空を飛べたのです。
風が顔にあたる。
少し冷たくて、でも気持ちいい。
下を見ると、
さっきまで立っていた場所が、
小さくなっていく。
怖さはなかった。
ただ、自由だった。
手を広げると、
どこへでも行けそうな気がした。
ビルの上を越えて、
雲の近くまで上がって、
まるで世界をひとりじめしたみたいだった。
「夢ってすごいな」
男の子は、そう思いながら、
しばらく空を飛び続けた。
そして目が覚めたとき、
少しだけ残っていた。
あの浮く感じと、
風の感触と、
自由だった気持ちが。
現実では飛べないけど、
あの夢の中では、確かに飛べた。
男の子は思った。
また、あの空を飛びたいなと。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
PR
よろしければ、
のぞいてみてください

0 件のコメント:
コメントを投稿