男の子は、また夢の続きを見ていました。
前回、海の底で見つけたあの不思議な扉。
思い切って開けた先には、暗く奥へと続く洞窟が広がっていました。
洞窟の中は海水で満たされていて、
男の子は息をひそめるように静かに泳ぎながら進んでいきます。
光はほとんど届かず、
ただ自分の動きに合わせて揺れる水の気配だけが、そこにありました。
そのとき――
下の暗闇から、何かが一気にせり上がってきました。
次の瞬間、網が大きく広がり、
男の子の体をすっぽりと包み込んでしまったのです。
「しまった…!」
もがいても、水の中ではうまく動けません。
そのまま網ごと、強い力で上へと引き上げられていきます。
やがて頭上に、ぽっかりと開いた穴が見えてきました。
吸い込まれるように、その中へ――
気づくと、そこは水のない空間でした。
床も壁も、見たことのない素材でできた、
ぼんやりと光る部屋のような場所。
網に絡まったまま、男の子はゆっくりと顔を上げます。
そして、周囲を見渡したその瞬間――
そこにいたのは、人ではありませんでした。
大きな目。
細く長い手足。
静かにこちらを見つめる、エイリアンのような地底人たち。
逃げ場はありません。
男の子は、その視線に囲まれながら思いました。
「……戦うしかない」
怖いはずなのに、なぜか足は震えていませんでした。
むしろ、心の奥で何かが静かに燃え始めています。
ここはどこなのか。
この存在たちは敵なのか。
答えはまだわかりません。
今回も
夢は、まだ終わりません。
物語は、さらに深く続いていくようです。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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